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平成21年 滋賀県野鳥の会探鳥会報告(2)

月〜11月)

まとめ 事務局(文中敬称略)


【年月日】 2009年11月23日(月曜・祭日)
【場 所】 朽木いきものふれあいの里周辺(高島市)
【環 境】 低山・雑木林・山林・自然公園
【時 刻】 10:00〜14:15
【天 候】 曇り時々晴れ
【観察者】 滋賀県野鳥の会
【観察種】 31種

個体数概略(実数:1〜4 ×:5〜10 △:11〜30 ○:31〜100 ◎:101〜)

No

種名

個体数

 

 

 

 

 

 

1

トビ

2

12

ウグイス

2

23

アオジ

2

2

ハイタカ

1

13

エナガ

24

アトリ

3

キジバト

1

14

コガラ

25

カワラヒワ

×

4

アオゲラ

1

15

ヒガラ

26

マヒワ

5

アカゲラ

2

16

ヤマガラ

×

27

ベニマシコ

2

6

コゲラ

×

17

シジュウカラ

28

イカル

4

7

セグロセキレイ

2

18

ゴジュウカラ

2

29

シメ

2

8

ヒヨドリ

19

メジロ

30

カケス

3

9

ルリビタキ

20

ホオジロ

2

31

ハシブトガラス

×

10

ジョウビタキ

1

21

カシラダカ

3

 

 

 

11

ツグミ

×

22

ミヤマホオジロ

3

 

 

 

【案内人】岡田登美男、金田忠
【参加者】計12名(鳥合せ時、2名合流)合計14名
【コース】JR堅田駅集合〜国道367〜朽木いきものふれあいの里〜センター内見学後周辺の雑木林〜蛇谷ケ峰登山道(尾根コース)〜途中より谷コースを下山〜林道〜想い出の森方面〜オグラス橋〜センター前の雑木林の中で鳥合せ(解散)
【見聞記】(写真:H・Nishimura)
・天気予報通り朝から霧がひどく場所によっては視界が悪く心配したが集合場所のJR堅田駅周辺はすっかり晴れ上がっていて問題なし。ただJRは濃霧の影響で少し遅れが出たようだが集合時間前には到着。霧も晴れ朽木までの道路状況もいいので全員車で出発。

・10時前に朽木いきものふれあいの里駐車場に到着、観察準備を整えまずセンター内を見学してから探鳥開始。周囲の樹木や野草は夜露の水滴が垂れ下がり太陽の光に照らされ輝いて見える。広場を横切って森の中に入って行くとカラ類の鳴き声聞こえ、ルリビタキやイカルの囀も聞こえてきた。高木の枝先に姿を見せたのはルリビタキの♀だった。

・遊歩道は落ち葉のじゅうたんが敷き詰められているようで、晩秋の趣が感じられるのだが気を付けないと昨夜の雨で濡れて滑りやすくなっていた。森の中は案外静かで時折カラの仲間が鳴いたり姿を見せてくれる。地表辺りから飛び上がっていくのはルリビタキだろうか、エナガ、メジロの声や姿、上空をカワラヒワが鳴きながら飛んでいった。

・一旦、森からでて林道を登って行くと蛇谷ケ峰への登山道に続く。「尾根コースを登る」とリーダが言う。「えぇ〜・・」 気温も上がって来て、階段状の登山道はきつく冬装束の体から汗が吹き出してくる。上空をキョッ、キョッと鳴きながら50羽位の小鳥の小群が2群飛び回っている。アトリの群れと教えてもらった。その後アトリは少し遠いが枝先止まり姿を見せてくれた。メンバーから少し遅れ最後尾になり休み、休み登って行くと登山道から真横の少し離れた松の幹に何か鳥らしき物発見、双眼鏡でアオゲラと確認したがこの個体じっとして動かないので望遠鏡でじっくり観察すると、目や首は周囲を警戒するようにキョロ、キョロしているのだが幹にしがみついて動かない。少し先を行くメンバーに声を掛け見てもらうと見る角度が違うので今度は幹の真裏に止まっているのが見える。幹がアオゲラのお腹より細いので幹の左右からアオゲラのお腹の縞模様だけが見え、間抜けなかくれんぼの様だとおかしくなった。

・程なく待っていてくれたメンバーに追い付いた頃ちょうどお昼時間。昼食を食べ始めると上空にタカが現れ旋回しながら消えていく。当初オオタカと思っていたが、撮られた写真を見せてもらってハイタカに訂正。ハイタカ属の識別の難しさを実感した次第。

到着時は汗だくで上着を一枚脱いだが食事中尾根筋北側からの風に当るとだんだん寒くなってきた。昼食後ここでUターンし戻るがコースは谷筋を下る事になった。時季的、時間的にそうなのか鳥の気配が感じられない。林床に黄色く色付いている葉はコアジサイと教えてもらった。先を行くメンバーが登山道沿いの枯木の周りに集まっている。見るとキノコがいっぱい、詳しい人からナメタケで美味しいとの事だったので皆で少しづつ分けて貰った。その後もヒラタケなどの森の恵みをいただく事になるが喜んでばかりはいられない、有効な対策のないナラ枯れの被害は拡がるばかり。

・林道まで下りて「想い出の森」方面に廻り、オグラス橋を渡ってセンター前の森の中の東屋で鳥合わせ、その後Kさんのキノコの調理法を聞いて解散としました。今日の朽木いきものふれあいの里は紅葉(黄葉)を求めて蛇谷ケ峰に登山する人や森の散策などを楽しむ家族連れなど多くの人達で賑わっていました。鳥の出現はイマイチでしたが散り積もる落葉に深まり行く秋を実感した一日でした。(高坂記)

Photo by Kousaka


【年月日】 2009年11月08日(日曜)
【場 所】 霊仙山周辺(米原市)
【環 境】 林道・雑木林・人工林・高原状台地
【時 刻】 09:30〜16:00
【天 候】 晴れ
【観察者】 滋賀県野鳥の会
【観察種】 28種

個体数概略(実数:1〜4 ×:5〜10 △:11〜30 ○:31〜100 ◎:101〜)

No

種名

個体数

1

トビ

×

11

ジョウビタキ

1

21

アオジ

3

2

ツミ

1

12

ウグイス

3

22

クロジ

4

3

クマタカ

1

13

エナガ

2

23

アトリ

×

4

キジバト

3

14

コガラ

4

24

カワラヒワ

5

コゲラ

3

15

ヒガラ

1

25

マヒワ

×

6

キセキレイ

3

16

ヤマガラ

4

26

カケス

2

7

セグロセキレイ

3

17

シジュウカラ

×

27

ハシボソガラス

3

8

ヒヨドリ

×

18

ゴジュウカラ

3

28

ハシブトガラス

4

9

ミソサザイ

1

19

メジロ

×

 

ハイタカsp 

1

10

ルリビタキ

3

20

ホオジロ

×

 

 

 

【案内人】岡田登美男
【参加者】計10名(帰り際、醒ケ井養鱒場で2名合流)合計12名
【コース】JR醒ケ井駅集合〜宗谷川沿い林道〜槫ガ畑登山口〜汗拭峠〜見晴台〜お猿岩〜同じ道を下山〜上丹生のいぼとり公園で鳥合わせ(解散)
【見聞記】写真:山本毅也&kousaka
・今朝の空模様は少し曇ってはいるが雨の心配はない。今月初めの寒さも和らいで絶好の探鳥日和。醒ケ井養鱒場を越えて宗谷川沿いの林道を登山口である槫ガ畑まで車で登る。登山口前の駐車スペースは想像以上に車で溢れていて止められず少しバックした所の林道脇に車を止める事が出来た。後で聞いた話では今日は地元の人達も大勢登っておられる様だし県外からの車もみられこの山の人気の高さが窺える。

・廃村槫ガ畑の苔むした石垣の間を歩き始めると杉木立からカラ類の鳴声が聞こえて来る。そんな中でピョッ、ピョッ、ピョッ、と鳴くのはゴジュウカラの地鳴きだと教えてもらった。またウグイスの地鳴きに似たミソサザイも鳴いていた。廃村の一番奥に現存する建物「山小屋かなや」さんで米原市・米原観光協会発行の「霊仙山登山之繪地圖」をいただいた。

Photo:kousaka


・いよいよここからが勾配もある本格的な登山コースになる。少ししか登っていないのに汗が吹き出して来る。運動不足の中高年には毎回ここが一番しんどく感じる場所である。休み、休み登りついたのは汗拭峠(490m)。谷川の音が聞こえ、通り抜ける風が心地よい絶好の休憩ポイントだ。水分補給や服装の調節をしながら暫し一服。夏場に悩まされるヒルもこの時期は心配なし。

・尾根筋を登りながら以前は登山道の両側に背丈程に繁茂していた林床のササや草はほぼ完全に無くなってしまっている現実を見る。森の中の見通しは良くなったがこの環境に生息していた生き物達は姿を消してしまった。部分的な現象ではなく全山、もしくは連なっている山々で起っているので事は深刻であると思われる。

・見晴台近くになると盛んにシカの鳴声が聞こえる。鳥はカラ類やコゲラ、ヒタキ等の声が聞こえて来てここで小休止。見晴台を過ぎると少し勾配がきつくなる。斜面に林立するケヤキの純林の中をジグザグに登り切るとむき出しの岩が多くなり大きな樹木はなくなりカルスト地形特有のカレンフェルトが点在し、登山道にも石ころが多くなる。足元に注意しながら山を巻く様に登り着くと360度の雄大な展望が開ける「お猿岩」と呼ばれる場所に着く。今日は山頂まで行かずにここで鳥を待ちながら昼食をとりのんびりと過ごす予定だ。

お猿岩から見た高原台地状の草原(中央が登山コース) Photo:Yamamoto

・天候、気温も申し分ない状況で、時折上空を飛ぶのはトビやカラス、小鳥達。小鳥の群れを双眼鏡で追っていると向いの山肌の樹木にとまったので望遠鏡で確認するとカワラヒワ、アトリも見られた。その同じ山肌に肉眼でも確認出来る何かが動いている。双眼鏡で覗くとシカが数頭見隠れする、お尻の白さが目立つ。他の人からもここにもいる、ここにもとの声が聞かれ観察を続けていると何かに驚いたのか次から次へと山肌を同じ方向に移動して行く。ツノの生えた雄鹿、子鹿、雌鹿入り混じりその数は50頭以上の群れであった。確かにシカが増えている事は聞いていたが、私自信は今まで山中でこれ程多くのシカの群れを観たのは初めてだった。先程からの頻繁なシカの鳴き声や白昼の群れ移動など、狩猟解禁前に猟犬訓練等を行うとは聞いていたが、いよいよ15日から始まると思うと望遠鏡に写る子鹿の姿を見ながら複雑な気分になった。

Photo:Yamamoto


・あまり鳥が出ないので、健脚組の人たちは山頂めざして登って行った。留守番組(ベースキャンプ)は歩き回らないでのんびりゆったりとした時間をここで過ごす。目の前に広がる草原のササが枯れ始めているのが気になる所です。遠くの山の稜線から谷に向かって小さめのタカが飛んだが種別までは判らない。近くの低木の枝先にシジュウカラやカワラヒワが止まり可愛らしい仕草を見せてくれた。突然誰かが「タカ?」と言う。かなりのスピードで我々の頭上を通り過ぎ山の裏側に消えていった。一瞬の事だったので十分見られなかったが、運良くスタンバイ中のYさんが辛うじてカメラで捉えてくれていたので後日検証する事にした。

Photo:Yamamoto

アカタテハ

ツミ

ツマグロヒョウモン♀、ポカリを呑む

・やがて、山頂アタック隊が戻って来て途中でクロジやシカに遭遇したと言う。山頂からの眺めは遠くは少し霞んでいたが雄大で素晴らしいとの感想だった。しばらくして下山準備をする、落とし物や忘れ物が無い様再三チェックし下りる。ケヤキ林に入るまでは石ころだらけの道なので目線は足元に行くが誰かが上空に「鳥」と教えてくれる。一瞬トビ位の大きさの鳥が稜線の彼方に消えたらしいが最後尾の私は見られていない。Uターンを期待ししばらく待ったが現れず再び下山を始めると今度は稜線から現れ山肌に突っ込んで行きました。みんなの断片的な情報を繋ぎクマタカではと思っています。

・下山時も紅葉や赤い実を着けた樹木を愛でながらゆっくり下りる。サルの鳴き声が聞こえてきた。無事山小屋まで下り谷川の水で冷やしたジュースで一息入れる。林道を下りて醒ケ井養鱒場前でK御夫妻と合流し、上丹生のいぼとり公園で鳥合わせを行った。今日は鳥の出現はいまいちでしたが、素晴らしい展望と紅葉を楽しみ、山登りの気分を満喫した一日でした。皆さん筋肉痛は後日です、お疲れさまでした。(高坂記)


【年月日】 2009年10月18日(日曜)
【場 所】 家棟川〜日野川周辺(野洲市)
【環 境】 河川中流・河川敷・田畑
【時 刻】 09:30〜14:30
【天 候】 晴れ
【観察者】 滋賀県野鳥の会
【観察種】 45種

個体数概略(実数:1〜4 ×:5〜10 △:11〜30 ○:31〜100 ◎:101〜)

No

種名

個体数

1

カイツブリ

×

16

キジ

3

31

ハクセキレイ

2

カワウ

17

バン

32

セグロセキレイ

×

3

ゴイサギ

×

18

コチドリ

33

タヒバリ

2

4

アマサギ

3

19

ケリ

34

ヒヨドリ

5

ダイサギ

20

ウズラシギ

1

35

モズ

6

チュウサギ

×

21

ハマシギ

3

36

ノビタキ

1

7

コサギ

×

22

クサシギ

1

37

ウグイス

2

8

アオサギ

23

タカブシギ

3

38

セッカ

1

9

マガモ

×

24

イソシギ

1

39

シジュウカラ

2

10

カルガモ

25

タシギ

19

40

ホオジロ

11

コガモ

26

キジバト

41

カワラヒワ

3

12

ヒドリガモ

×

27

カワセミ

3

42

スズメ

13

ミサゴ

1

28

ヒバリ

43

ムクドリ

14

トビ

×

29

ショウドウツバメ

44

ハシボソガラス

15

チョウゲンボウ

1

30

キセキレイ

1

45

ハシブトガラス

×

【案内人】岡田登美男
【参加者】計8名
【コース】JR篠原駅集合〜野洲市比留田地先の家棟川と日野川が一番接近している辺りの河川敷や田んぼを回りました。
【見聞録】(写真提供 H・Nishimura)
・快晴に恵まれ家棟川の堤防を歩きだすとホーホケキョとウグイスの声につづいてヒバリ、カイツブリ、キジバトの囀りが賑やかに聞こえ、まるで春先を感じさせてくれる。

・川面からカワセミが飛び出しブルーの背中が美しい線を描いて飛び去った。間近の足元から大きな羽音を立ててキジが3羽飛び立つ、突然の大きな羽音に驚かされたが、保護色に自信を持って隠れていたキジに申し訳ないと感じた。
川筋や田んぼに気を取られていると上空を悠々とミサゴが飛んで行った。

・有機農法を実践されている浅水を張った水田ではコチドリ、タカブシギ、クサシギが忙しく採餌中。遠くの稲株や枯れ草に紛れてタシギが見える。近づいても動かないのでゆっくり観察、更に近づくと一斉に飛立ち19羽を数えられた。途中でウズラシギが飛来し、更に皆を喜ばせてくれた。

・日野川の右岸で遅めの昼食をしていると頭上にまたもミサゴが現れ、青空の中を琵琶湖方面に飛び去った。

・川幅が広い日野川の水辺にはカワウ、カモ類、サギ類など大型鳥類が多く羽根を休めていた。

・シギ・チを観るには時期的に少し遅かったかもしれないが、秋真っ只中、モズの高鳴きが響き渡る田園地帯をゆっくりのんびり歩きまわった。(岡田記)

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撮影:H・Nishimura            ミサゴ (クリックで拡大)

クサシギ (クリックで拡大)

ウズラシギ (クリックで拡大)

カワウ 順次上流へ移動  


【年月日】 2009年10月04日(日曜)
【場 所】 三重県津海岸探鳥会(津市〜松阪市)
【環 境】 海岸・河口・干潟・貯水池・田んぼ
【時 刻】 10:30〜14:00
【天 候】 快晴
【観察者】 滋賀県野鳥の会
【観察種】 35種

個体数概略(実数:1〜4 ×:5〜10 △:11〜30 ○:31〜100 ◎:101〜)

No

種名

個体数

 

 

 

 

 

 

1

カイツブリ

×

13

トビ

3

25

ウミネコ

2

カワウ

14

ミヤコドリ

19

26

キジバト

×

3

アマサギ

15

シロチドリ

27

ヒバリ

3

4

ダイサギ

16

ケリ

2

28

ハクセキレイ

2

5

チュウサギ

×

17

トウネン

2

29

セグロセキレイ

×

6

コサギ

×

18

ハマシギ

×

30

ヒヨドリ

3

7

アオサギ

19

ミユビシギ

3

31

モズ

×

8

マガモ

2

20

キアシシギ

3

32

ホオジロ

3

9

カルガモ

21

イソシギ

2

33

スズメ

×

10

コガモ

22

セイタカシギ

6

34

ムクドリ

11

オナガガモ

23

ユリカモメ

×

35

ハシボソガラス

×

12

ハシビロガモ

2

24

セグロカモメ

3

 

 

 

【案内人】岡田登美男
【同行者】計8名
【コース】貴生川駅〜名阪国道〜伊勢自動車道〜津市安濃川河口周辺〜松阪市三雲海岸周辺〜久居インターより同じ道を貴生川駅まで
【見聞記】
・朝から秋晴れの天候に恵まれ久し振りの県外探鳥会を楽しみました。今回の探鳥地は当会にとっては初めての三重県津市〜松阪市にかけての潮風の心地よい河口や海岸をポイントを絞って回ってみました。先ずメーンの探鳥地に予定していた津市の安濃川河口に着いて準備をし観察を始めたのが10時30分頃、堤防に上がり眺めると河口の中洲状になった砂浜にウミネコやカワウが集まっている。その手前にミヤコドリが見え採餌をしたり、休息したりで18羽が確認出来た。今日の干潮時間は11時49分との事で既に潮もだいぶん引き砂浜が歩けるので海辺まで降りて観察することにしました。

・潮が引いて現れた砂浜には小さなコメツキガニが無数に動き回り、作った砂だんごが一面に拡がっている。歩くとカニを踏み潰しそうなので気をつけて歩いたつもりだか靴底の感触では犠牲者がでたみたいだった。目の前のミヤコドリやカモメの仲間に出来る限り近付いて写真を撮ったりしながら暫く観察していると少しづつ遠くの方へ移動して行く。望遠鏡から目を離し周囲を窺うと引き潮が進んだので貝(アサリ、ハマグリ)を採る人達が近付いて来たのだった。鳥達は警戒し沖合いの浅瀬に移動してしまった。やがてミヤコドリはどこか他の場所に移動したのか視界から消えてしまいました。

・それではと今度は堤防の上まで戻り河口より少し上流に出来た干潟を見る事にした。川筋にもシジミを採ったり、ウナギの仕掛けを準備したりと案外人も多い。川岸の石の上をキアシシギが移動している、真上から見下ろしているのでいつもと違った角度で観察。水面にはカルガモが多いがその他のカモ達も少し混ざっていた。
川の中程に出来た干潟を双眼鏡で観て行くと小型の鳥達が急がしそうに走り回っている。望遠鏡で確認していくとシロチドリ、ミユビシギ、ハマシギ、トウネン等が見え、水たまりで水浴びしている個体もいた。

・昼からは少し場所を変えるとの事だったので、昼食後もう一度ミヤコドリを確認しにいくと潮が満ち始め貝採りの人達が引き上げ出したのでまた元の場所に1羽、2羽と戻り出したようだ。待っていればまた多くのミヤコドリに会えるだろうが今日はここまでで安濃川河口を後にしました。

・次の場所は先日の下見の時に何種かのシギ・チが観られた松阪市の三雲海岸へ移動した。護岸堤の内側の池に今日はサギやカモの仲間、シギも入っていました。中でも県内ではまだミヤコドリ同様珍しいセイタカシギ6羽をじっくりと時間をかけて観察。「おるところにはおるんやなあ」とベテラン氏の言。その後目の前に拡がる伊勢湾を眺めながら鳥合せを行った。少しシギ・チの確認種が少なかったですがお目当てにしていた2種が見られて充分楽しめました。最後にこの県外探鳥会が参加された皆さんのおかげで無事終了したことに感謝です。(高坂記)


下記は当日山本毅也さんが撮影された鳥たちです。
中段の小さな写真はクリックで拡大します。元に戻るにはプラウザの戻るボタンで・・

ミヤコドリ

ミヤコドリ

シロチドリ

キアシシギ

ミユビシギ/シロチドリ

セイタカシギ

セイタカシギ

カルガモ


【年月日】 2009年09月20日(日曜)
【場 所】 猪子山周辺(東近江市)
【環 境】 低山・雑木林・寺院境内
【時 刻】 09:30〜14:00
【天 候】 晴れ
【観察者】 滋賀県野鳥の会、日本野鳥の会滋賀支部他、約50名
【観察種】 26種

個体数概略(実数:1〜4 ×:5〜10 △:11〜30 ○:31〜100 ◎:101〜)

No

種名

個体数

1

カワウ

4

10

ハヤブサ

1

19

エゾビタキ

4

2

ダイサギ

×

11

キジバト

2

20

コサメビタキ

2

3

ミサゴ

1

12

コゲラ

1

21

ヤマガラ

1

4

ハチクマ

34

13

ツバメ

22

シジュウカラ

2

5

トビ

×

14

イワツバメ

3

23

メジロ

6

オオタカ

1

15

キセキレイ

1

24

カワラヒワ

×

7

ツミ

1

16

ヒヨドリ

×

25

ハシボソガラス

8

ノスリ

1

17

モズ

1

26

ハシブトガラス

×

9

サシバ

191

18

ウグイス

1

 

タカsp

14


(タカ科の個体数は現地でカウントされている日本野鳥の会滋賀支部の情報を参考にしています)

【案内人】中村光伸
【参加者】計15名
【コース】猪子山山頂(北向観音境内で定点観察)
【見聞記】
・近年毎年恒例にしています猪子山でのタカの渡り観察会です。思い出すのは昨年の同所での探鳥会、集合場所の能登川駅に集まった途端バケツをひっくり返した様な豪雨に見舞われやむなく中止しました。今日は台風の影響で少し風は強いが快晴の空模様です。

五個荘方面〜鈴鹿山系

能登川方面〜伊庭内湖〜比良山系

・9月当初より、日本野鳥の会滋賀支部有志の皆さんが連日タカの渡りのカウント調査を実施中です。山上の観察ポイントに着き先ず今日の出具合いを聞いてから観察準備をした。さすが連日観察の連中は肉眼では見えない場所から鳥影を見つけ追跡して、種別を判断されて行く。教えられた方向を双眼鏡で探るが見つけられない事もシバシバ。

・今日は途切れ途切れで渡って行くので、慣れない内は遠くの豆粒個体は無視し、比較的近くを飛ぶ個体を確実に見て行く事にした。その内真上を低く通過して行くハチクマやサシバの個体も現れカメラの連写音や歓声が上がり大いに盛り上がる。飛ばない時には目の前の枯れ木に止まるエゾビタキやコサメビタキが可愛い仕草を見せてくれたり、かなりのスピードで飛び廻るハヤブサも現れて退屈を紛らわしてくれる。

・今日は我々が観察を始めた頃より昼までは比較的多く渡っていったが、午後からは青空が拡がり遠くの個体が見えにくくなったのか、渡りが止まってしまいました。この日の調査チームの結果速報では7時45分から16時までの観察でサシバ191、ハチクマ34、ノスリ1、タカsp14、ツミ1、ハイタカsp1の合計242羽がカウントされました。今期当地での今までのピークは18日の1214羽です。湖北からはオオヒシクイ飛来の情報もあり年々渡りが早くなっている様に思われます。今日の探鳥会には案内の中村さん始め滋賀支部の皆さんにもお世話になり、感謝申し上げます。(高坂記)

下記は当日山本毅也さんが撮影された鳥たちです。サンプル画像をクリックで拡大します。
元に戻るにはプラウザの戻るボタンで・・

サシバ

サシバ

オオタカ

ハチクマ

ハチクマ

ノスリ

エゾビタキ

ハヤブサ

ハヤブサ


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